地区福祉委員会の取り組み
地区福祉委員会は、社協の福祉活動を実践する組織で、そこに住む「すべての住民が安心して暮らせるまちづくり」を推進するため、概ね小学校区をエリアとして地域の福祉ニーズを掘り起こし、住民自らの知恵と力を出し合って活動を行う組織です。
地区福祉委員会の設立経過図
本市においては、社会福祉協議会の創設と同時に8地区で地区社会福祉協議会が発足。
その後、町村合併により12地区社会福祉協議会となり、社会福祉協議会の法人認可を契機に、地区福祉委員会に名称変更。
平成6年(1994年)に、概ね小学校区をエリアとする「地区福祉委員会設置規則」を制定し、現在、37地区福祉委員会で地域福祉活動を推進しています。
地区福祉委員会の組織
地区における住民活動の基本となるのは、自治会(町内会)です。
地区福祉委員会は、地区内の生活上の諸問題を住民組織が連携して、協働活動で解決していくことを目的としており、その組織は住民組織が土台となります。そして関連のある公私の関係者やその機関・団体が専門的な立場から評議員として参加しています。
基本的な組織構成
地域福祉活動
- 地域福祉活動に関するお問い合わせはこちら
- 問い合わせ:地域共生推進課 072-674-7497
小地域(概ね小学校区)を単位として、要援護者を対象に保健・福祉・医療等の関係者と住民が協働して進める見守り・援助活動です。
要援護者が地域の中で孤立することなく安心して生活できるよう、地域住民による支え合い活動を展開し、あわせて地域における福祉の啓発と住みよい福祉のまちづくりを進めようというものです。
ここで言う要援護者とは、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯、障がい児者、介護を必要とする人がいる世帯、子育て中の家庭などのうち地域で見守りや支援が必要な方です。
日頃、孤独になりがちなひとり暮らしの高齢者に、
- ①いろいろな人との交流
- ②栄養バランスの取れた食事で健康を支える
- ③ 地域の人たちが高齢者への理解を深める
対象は、福祉委員会に参加申し込みを行っている「ひとり暮らしの高齢者」です。
参加者が歩いて行ける場所で地区役員やボランティアと参加者が共同企画し運営していく楽しい仲間づくりの活動です。
健康体操、手芸、囲碁・将棋など地域の個性を発揮した取り組みを行っています。
理学療法士や作業療法士などの専門スタッフの指導とボランティアの協力による小地域でのリハビリ活動。専門のスタッフの用意したプログラムが中心です。
参加者の送迎や会場の下準備など運営を支えながら交流を図ります。
子育て中の親子が集まり、ボランティアとともに、遊びを通じて子どもの成長について学びます。
また、子育てについての交流活動、相談活動などを行います。
地域子育て支援センターやつどいのひろば、地域の保育園などと連携して実施しています。
通称:ふれあい喫茶と言って、お茶を飲みながら隣り合わせた人と自然な情報交換や悩みを共有できる仲間をつくる「ふれあいの場」です。
また、多くの地域の方が集うことで、顔見知りも増え、気軽にあいさつを交わす日常のつながりへと広げていくことも大きな目的です。
子どもから高齢者まで年齢を問わずさまざまな世代間交流事業を実施しています。
地区によっては、コミュニティ協議会などとの共催事業として実施しています。
例:グラウンドゴルフ大会やふれあいひろばなど
福祉委員会が設置する身近な相談窓口です。福祉委員が地域住民の困りごとの相談を受け、必要に応じて社協のコミュニティソーシャルワーカー(CSW)や地域包括支援センターなどの専門機関の紹介を行います。
現在、市内19地区で福祉のまちかど相談を開催しています。開催地区の日時・場所などの詳細につきましては、こちらをご確認ください。
福祉委員会では、地区活動をより多くの方に知ってもらうため、広報紙の発行やホームページの開設などの啓発活動を行っています。
また、敬老月間の「敬老のつどい」や研修会、ボランティアの育成など地域の実態に合わせてさまざまな活動を行っています。
高齢者地域支えあい事業
ひとり暮らし高齢者や高齢者夫婦が住み慣れた地域で安心して暮らしていくために、福祉委員会が中心となり、近隣の人たちによる「見守り・声かけ訪問活動」を行っています。
活動の対象
65歳以上のひとり暮らし高齢者、高齢者夫婦で、見守り・声かけ訪問活動を希望された方。本人から同意をいただいて台帳を作成します。
活動内容
安否確認を目的とした「見守り・声かけ」訪問です。
訪問回数は、ご本人の希望と利用されている各種の福祉サービス、介護サービスの状況を勘案して、活動担当者と合意の上決定します。買物や家事支援、掃除などの活動はこの活動に含まれません。
訪問時間は、原則として平日の概ね午前9時~午後5時です。また、2人で訪問することを基本としますが、地域の実情に応じて訪問活動を行っています。
地区福祉委員会のエリアと主な拠点
横スクロールにてご確認下さい。
地域ブロック | 福祉委員会名 | 小学校区 | 活動拠点 | |
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1 | 第1ブロック | 樫田地区 | 樫田 | 樫田支所 |
2 | 清水地区 | 清水 | 清水コミュニティセンター | |
3 | 北清水地区 | 北清水・安岡寺 | 北清水公民館/安岡寺・松が丘自治会館 | |
4 | 第2ブロック | 芥川地区 | 芥川 | 芥川公民館/芥川ふれあいセンター |
5 | 天神山地区 | 日吉台 | 各自治会館 | |
6 | 真上地区 | 真上 | 真上公民館/真上西クラブ・北クラブ | |
7 | 川西地区 | 川西・郡家 | 川西コミュニティセンター | |
8 | 第3ブロック | 磐手地区 | 磐手・奥坂 | 奥坂コミュニティセンター |
9 | 日吉台地区 | 北日吉台・日吉台 | 日吉台公民館 | |
10 | 五領地区 | 五領・上牧 | 五領公民館 | |
11 | 第4ブロック | 高槻地区 | 高槻 | 城内公民館 |
12 | 桃園地区 | 桃園 | 桃園コミュニティセンター | |
13 | 西大冠地区 | 西大冠 | 西大冠コミュニティセンター | |
14 | 若松地区 | 若松 | 春日ふれあい文化センター | |
15 | 庄所地区 | 桃園 | 庄所コミュニティセンター | |
16 | 第5ブロック | 北大冠地区 | 北大冠 | 大冠北第ニコミュニティセンター |
17 | 松原地区 | 松原 | 大冠北第二コミュニティセンター | |
18 | 大冠地区 | 大冠 | 大冠北第一コミュニティセンター | |
19 | 冠地区 | 冠 | 冠コミュニティセンター | |
20 | 南大冠地区 | 南大冠 | 南大冠公民館 | |
21 | 竹の内地区 | 竹の内 | 竹の内コミュニティセンター | |
22 | 桜台地区 | 桜台 | 堤コミュニティセンター/登町住民センター | |
23 | 堤地区 | 桜台 | 堤コミュニティセンター | |
24 | 第6ブロック | 北阿武野地区 | 南平台 | 阿武野コミュニティセンター |
25 | 西阿武野地区 | 土室 | 西阿武野コミュニティセンター | |
26 | 中阿武野地区 | 阿武野・郡家 | 今城塚公民館 | |
27 | 赤大路地区 | 赤大路 | 赤大路コミュニティセンター | |
28 | 阿武山地区 | 阿武山 | 阿武山公民館 | |
29 | 第7ブロック | 富田地区 | 富田 | 富田公民館 |
30 | 寿栄川添地区 | 寿栄・芝生 | 寿栄コミュニティセンター | |
31 | 柳川地区 | 柳川 | 柳川コミュニティセンター | |
32 | 玉川・牧田地区 | 玉川 | 玉川牧田コミュニティセンター | |
33 | 第8ブロック | 津之江地区 | 津之江 | 津之江小学校地域交流室 |
34 | 五百住地区 | 五百住 | (財)桜ヶ丘公民館 | |
35 | 如是地区 | 如是 | 如是公民館/清水池コミュニティセンター | |
36 | 芝生地区 | 丸橋・芝生 | 女瀬川南コミュニティセンター | |
37 | 三箇牧地区 | 三箇牧・柱本 | 三箇牧公民館 |
(注)一部小学校区において、複数の地区福祉委員会にまたがっている場合があります。